TOKYO No.1 SOUL SET"9・9/9"

 HipHopやSoul、もっというならJazzやBluesまで、いわゆるブラックミュージックルーツの分野は古典をちょっと聴いたくらいでほぼ無知、無聴なのだけど、まあTokyo No.1 Soul Setをそこに入れて良いのかはちょっと自信が無いもののつまりは僕の中では今のところかなり特殊な分野であることが分かっていただければ。これを初めて聴いたのが確か1999年。フィッシュマンズにはまっていたころ。ライブでBIKKEなんかが良く参加していたと聴いてなんとなく借りたアルバムだったのだけど、その時のはまりようといったら無かったほどに。Track2「許された夜」は今でもイントロ聴いただけで鳥肌が立つ。Track4「a little sleep」などどう聴いても佐藤伸治のことを歌ってるとしか思えず、何度も一人で聴いて一人で泣いた。そんなこのアルバムも聴く音楽が増えるにつれて聴かなくなり音源もどっかに行ってしまって、もう何年も聴いていないなか昨日TSUTAYAでなんとなく借り直したのだけど、ここまで良いアルバムだったというのは嬉しくも悔しい誤算だった。丁度このアルバムを聴かなくなってから数年の間に起こったHipHopセンセーション(ちにみあにこの時期Tokyo No.1 Soul Setは無期活動停止している)やそれを遠目にみていた自分などがぐるぐる回った。とりあえず僕はHipHopは大丈夫だ、と再認識した。いやまあTokyo No.1 Soul SetHipHopと呼んで良いのか本当に自身がないんだけど。
 次はナタリー・ワイズを聴こう。最近知り合いで「近頃は何聴いてますか? 僕はナタリー・ワイズを聴いています」って人がやたら多いんですよ。

 (追記)
 Tokyo No.1 Soul Setのキーワードが最近えらく使われてるなと思ったら、リキッドで年末ライブ決定してるんだって。良いなー。良いなー。