SOUL FLOWER UNION"シャローム・サラーム"

parakeetfish2003-09-16

 ちょっと待ってくれ。ソウル・フラワー歴のほとんど無い僕だけど、このアルバムは物凄い名盤だと思ってしまうのだけど、一体どうなってるのか。このままだと年内ベスト候補行くぞ?
 J-将軍オカさんのラスト前で「海行かば 山行くば 踊るかばね」がかかり頭が爆発したように衝撃を受けてから、ひたすらソウル・フラワーを聴いております。ソウルフラワーって言ったら僕の中ではベストを流し聴きした程度で、ぶっちゃけそれほど自分内で評価は高く無かったのだけど。その晩に色々ツタヤで借りて聞き込んでみたりと、スイッチ入ったようにハマっている。
 このアルバム、歴代ソウルフラワーファンからすれば今までよりノリは控えめ、みたいな感じらしいのだが、僕はこのくらいのノリが一番肌に合うのかな。特に二曲目「スウィングゲリラ宣言」から「リキサからの贈り物」の流れはマジ泣きそうになるんですが。基本的に泣かせ系に弱いのか、僕は? その後のレゲエメドレーも良い。聴いた事ある曲も無い曲もあるけど、無い中で衝撃を受けたのが「ロンドン・デリー」。これどのアルバムに入ってるんだろう? 滅茶苦茶良いやん。ベストには無かったなあ。今度探して絶対ちゃんと聴こう。
 そんなでこればっか繰り返し聞いてます。やはり音楽はタイミングなのだなあとしみじみ。何かのきっかけで一気にはまってしまう事ってあるんだなあ。ソウル・フラワーなんかは本当にハマる要素というのが僕の中にあって、タイミング次第という中で数年といった感じだったけど、正直大仰さ、あざとさみたいなのが見える気がして入りきれなかったところがあって。入ってみれば思想的な内容も歌詞も、あざといとかそういうんじゃないんだなあと、まあ言葉に出来るほど確固たるもんがまだあるわけじゃないけど、思うようになってきております。
 ところで、J-将軍でオカさんがかけた「海行かば 山行かば 踊るかばね」って普通のバージョンより妙に長くて、途中「踊るアホウに見るアホウ…」と通常版には無い台詞が入ってたりで、何バージョンなのかなあと思ってたんだけど、15のぬるま湯公園で聴く機会があって、途中から中川の「それ英子さん!」という合いの手で伊丹さんが出てきたっぽいシーンがあったので、今年の七月のライブの隠し撮りだろうか。途中から伊丹英子が出てくるというのをたまたまおっとせい日記の7/7で知ってたので、へーこれが。と勝手に納得していた。そりゃあ盛り上がるわ。そういや、金城さんのサイトおどるかばね。(id:dancing)も、ここから取ってるんだっけなあ。と今さら。


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