あびゅうきょ氏の作品がわからない人間

 です。アワーズライトに載ってたのくらいしか読んだ事が無いけれど。風景描写は凄いなあと思ってたけど、話が純粋にわからん。そういう思想かなと思って読んでも、わからない。でも、オタク系批評としてはかなり評判が良くって、僕がおかしいんかなあ。思想云々じゃなくて、ただ雰囲気楽しむ作品なのかなあと勝手に解釈してたのだが。先日はてなの杖日記に載ってた日記を見て、ああなるほど、こりゃ合わないわ。と思った。そういう思考ってのが本気で理解できない。それなら勝手に死んだら良いのに。それと戦争賛成って違うくない? 戦争賛成者がいるのは知ってるしそれはそれで良いんだけど、こういうの初めてみたな。この人の感覚は、なんていうか思春期の中学生男子みたい。僕はどっちかっていうと左側の思想だけど、右で面白い人だっていっぱい知っているし、思想は合わなくても話を聴いてて楽しい人っているわけだ。それだけに、これは愕然としたなあ。思想物なら思想物で、もっと色々考えてると思っていた。
 空想しかできないから、必死で考えるのに。理解出来なくても。なんとかして自分を納得させようと思ってるのに。そういうのを放棄した人に言われてもな、と思う。再三引用させて頂いてるおっとせい日記のとださんの言葉をまた引用させてもらいます。自分で言えよ、そりゃそうだけど、これだけは。

 日本国に未来があろうがなかろうが俺の知ったことではないが、日本なり世界なりに、希望を持って人々が生きることができた時代や場所なんて、これまでどれほどあったというのだ。もうちっと歴史を勉強せよ。飢えと戦乱に脅かされてきた期間の方が圧倒的に長いのだ。それでもみんな、頭を抱えたり空を見上げたりしてどうにかこうにかやってきたんだよ。これまでの日本もこれからの日本も、希望なんてそのへんに転がっていることなんかありゃしない。
 希望とは何だ。就きたい職業に就くことか。買いたいものを買うことか。食べたいものを食べることか。繰り返し言う。そんなものが100%実現する時代は、これまでも、そしてこれからもありゃしない。にもかかわらず、「これからの日本」に「希望なんかなさそう」という言い方を選ぶと言うことは、「これまでは希望があった」という認識を持っているのに違いない
 (中略)
 もう一度言おう。希望なんかなさそうだと思うなら、今すぐ死め。それができないなら、絶望することすらできないほど精神が疲弊しているだけのことだ。それを時代やら環境やらのせいにするな。
 希望とか未来が自分の外にあると思えばこの世界にも日本にも未来はないが、自分の内部にあると分かればどこに行ったって同じことだ。自分の中を掘って掘って掘りまくれ。そこでしか見つからないのが希望だ。俺自身が未来であり希望である。文句あるか。

 おっとせい日記3/15分より。ちょっと引用しすぎたかも。スイマセン。



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