アホでマヌケなアメリカ白人

 これ
 僕がバイトで担当してるのは社会科学、そこには社会問題海外時事系も含まれてんだけど、その時事コーナーでこの本がまた良く売れている。これに限らずアメリカ避難の本が最近ひっきり無しに出版されてて、その大半がきっちり売れてる。ここ最近では一番出てるのが「ブッシュ妄言録」だろうか。正直良い傾向だと思う。少なくともブッシュがイラク攻撃止めるまではな。
 で、「アホでマヌケなアメリカ白人」の著者マイケル・ムーア監督の「ボウリング・フォー・コロンバイン」が関東で大ヒットしてるそうな(関西ではまだやってない……)。昨晩親父に話を聞き、その夜キッチン哲学さんとこでレビューを読み、寝て起きたらめざましテレビでやっている。相当なヒットっぽい。アメリカ人というのは基本的に嫌いじゃない(アメリカという国は大嫌いだが)なので、これがアメリカそのもののバッシングに行ったりしないか怖いとこはあるんだけど、基本的にこういう本格的な「アメリカバッシング」な方向というのは今までなかった風潮だと思うんで、どうなるか興味深いな。
 しかし、こういうアメリカ白人がアメリカ白人を堂々と貶すような本書いたり映画撮ったりで、それがまた自国で売れる、その人も社会的地位を追われることない。ってのは日本じゃまず見られない光景だよなー。こういうのも出てくるから、僕は「アメリカ人」が割と好きなんです。