やっぱりやっとこう。

 本当にこれ死活問題だし。
 ・海外盤CD輸入禁止に反対する「Stop the Revision of the Copyright Law」
 http://sound.jp/stop-rev-crlaw/
 ・洋楽CD輸入禁止に反対するBLOG
  http://blog.goo.ne.jp/stop-rev-crlaw


 音楽ファンの方々にとっては今更かもしれませんが、ここ見てる人の中にはたぶんこういうのが成立しかかってる事すら知らない方もいらっしゃると思いますので、お目にかけるだけでもと思い書く事にします。
 要するに洋楽輸入盤が買えなくなります。別に良いよ、邦盤のが歌詞カードとかボーナストラックとかついてるし、っていう方にはあまり関係ないと思われるかもしれませんが、邦盤だけってことはCCCDで出てしまうとそこで終わりなわけです。今はまだUS盤が非CCCDだ、こっち買っとこ…と選べたわけですが、完全に選択の余地が無くなります。そして当然の事ながら、値段は高くなります。タワレコとかで良くやってる輸入盤セールが無くなるわけです。日本には再販制度(再販売価格維持制度:簡単に言うと安売禁止制度)が存在するため安くCDを売れないというのは御存知かと思いますが、洋楽でも日本盤しか存在しなくなるということは全て再販適用になり邦楽のCDとまったく同じ価格帯になってしまいます。安いから洋楽聴いてたって人もいるでしょうが、「洋楽が安い」という概念はこれから無くなってしまうのです。
 とまあ、上記が簡単な説明。それでこれ書きながら改めて輸入権の記事読んでて、個人的に一つ思い違いをしていたのに気付いた。輸入権はインディレーベルのマイナーレコードまで規制するもんだと思ってたこと。そこまでは規制されないんですな。「日本盤が出てる物は日本盤しか売れないようにする」のが目的みたいですね。でもまあ、輸入盤がそれだけ激減するということは輸入ルートそのものが激減する(向こうからすれば、一番売れる商品群が輸出出来なくなるわけだから)、マイナーな品も入ってくる数は減るわな。大手レコード店で一部か、本当にコアなファンだけで食いつないでいる小レコード屋しか生き残れない。小売店の利益は音楽文化振興と関係ないというのが彼らの言い分のようです。つうか滅茶苦茶やん。絶対洋楽とか聴かない人間がっかが集まって作ってるだろコレ。アホばっかりだ。


 その他、輸入権に関する詳しい説明はこちらでまとめられています。
 ・輸入権問題をまとめて知りたい人へ(音楽配信メモさん
  http://xtc.bz/cgi-bin/a-news/a-news.cgi?date=2004.04.06#1081224300
 ・レコード輸入権問題まとめ (はてなの杖日記さん)
  http://d.hatena.ne.jp/munekata/20040406#1081233877


 ついでに「世界で唯一の」(本当は確かフランスあたりで微妙に生き残ってたような。ここまでキツイの日本くらいだろうけど)再販制度についてですが、以前軽くまとめた事があるので気になる方はこちらへどうぞ。ただ、書籍面での話が多いので音楽レコードに関しては全て合致するわけではないですが。
 …つうか今見て気付いた、これ書いたの丁度一年前だ! つい最近だと思ってた…

  • -