久しぶりにCDメモ

parakeetfish2004-03-10

 バンドの練習が京都だったので、京都タワレコで久しぶりにCD買う。今年入って二回目かな。こんなCD買わなかったのってホンマ久しぶり。漫画はちょくちょく買ってるんだけどなあ。

 うーん…。先行シングルは二枚とも聴いていなくて。どんな成長してるんだろうと期待に胸をふくらませて聴いたのだけど、本音をいうと、一曲目の序盤で、あれ、今キセル聴いてるんだっけ、と思った。終盤であれ、フィッシュマンズだっけ、と素で思った。彼らはこういうことがやりたかっのかなあ。別に影響受けてる事を隠してるわけじゃないし別に良いんだけど、ただ今までの彼らの曲と比べて、今作はあまりに「まんま」すぎて何か居心地悪い。これが名も知らぬ新人なら別に気にならないというか、ああ、フィッシュマンズ好きなんだね。で終わるんだけど、bonobosってもうそんなレベルじゃないんじゃないの、って思った。「もうすぐ冬が来る」のdemoや"Headphone magic"で見せてくれたあのレゲエとスカと人力エレクトロニカっぽいところも含みつつそれでいてパーカッションと共に跳ねるようなポップ感。絶妙な配分でそれこそフィッシュマンズぽいと言われるのも分かるけど全然大丈夫! な「bonobos感」、まあライブ行ったことないのでほとんど思いこみのだろうけども、とりあえずそ僕はそれを聴きたかったみたいで。その欠落を確信してしまったのが「もうすぐ冬が来る」。これもシングルカットは聴いてないんだが、ええっ、もっと跳ねてってよ! 駆け出したい気分で行ってよ! と思わず叫びそうに。これはこれで曲の良さの分かる良いアレンジなんだけど……。「スカートガール・ブルース」もショックだったなあ。Mixとしてはとても面白いんだけど、メジャー初アルバムに入れるアレンジじゃない、ような。スカートひらひら舞ってない。同じ事したくないその開拓心は評価するべきなんだろうけど、これが今までのインディ盤と比べてずっと一般の人々に聴かれてるのだと考えると、凄く凄くもったいない。
 ここまで言っておいてフォローかよ、と思われるかもしれないけど、アルバムとしての出来は凄く良いと思います。「ライフ」やシングルにもなってた「water」なんかは僕の聴きたいbonobosでした。ここらへんは本当に好き。ただ、僕の中のbonobosへの思い入れとフィッシュマンズの思い入れが物凄く綺麗にぶつかってしまった箇所が多かったというだけで。こんなに見事にぶつかった事って本当、これが初めてなんだけども。「ぽい」と言われた作品はいくらでもあったけど、こんなに気になって気になって仕方がないのは初めてだ。でも曲は好きなだけに、聴きたいし。慣れるのに時間かかりそう。


 なんかちょっとアンビエントっぽくなってる? この爽やかさ。一瞬ホンマにトータスなのかと疑った。ヴォーカルなんか入っちゃってるし。でもこれはこれで良いかも。まださわりしか聴いてないので聞き込みます。

 上記二枚は未聴。東京道中ででも聴こう。つかピーズとか就職活動のお供に一番そぐわないような。とんでも無いこと言ってしまいそう。なんて半分それも狙いつつ。

 さて、後は飯食って出発します。10時半頃まではCommon Cafeで原稿書いてます。その後そのまま東京へ。


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