カーネーション "LIVING/LOVING"

　かーなり良いと思います。カーネーション全盛期の匂いが。特に最初の３曲は凄い。メロウだ。メロウマイマインドだ。甘くてポップでロックだ。やっぱり３人での初アルバム、という不安があった訳ですが、そんな心配馬鹿馬鹿しくなるほどに。つか、こんだけ出来るならもっと頑張れるんでは？　とすら思う。
　でも一曲一曲は佳曲なんだけど、僕がカーネーションに求めるものとは多少ズレがあるなーというのは正直なところ。実を言うと、夏三部作と言われてるあたりの全盛期って、カーネーションでは一番苦手な時期なんですよ。いや苦手っても大好きの中で比較的、だけども。曲一曲一曲は好きなんだけど、アルバムとしてあまり聴かないというか。まんまそのイメージだなあ。このアルバム。そんなわけで、結局「ハイウェイ・バス」を繰り返し聞いてしまう自分が。僕の好みが間違ってるのか？　でもこの曲も、デモのが好みかも……
　３曲目の「LOVERS & SISTERS」みたいな曲、こういうのが３人カーネーションでも増えてくと面白いなあとぼんやり考えてたり。「ハイウェイ・バス」みたいな遊びを入れるまでは、まだちょっと余裕足りてないかなと思った。そんだけの余裕が出てくるのも、時間の問題でしょうけど。
　矢部さんの曲が相変わらず良いです。特に「Black Coffee Crazy」、良いなあ。いつも見たいに甘甘じゃないけど。ちょっととんがってる。でも聴かすところでとろん、となる感じは矢部節ですなあ。あと「Used Car」ですか。誰に聴いた話だったか、直枝さん最近車を買い換えたとかで。前回買い換えた時に出来た曲が、"Edo River"に入ってる「さよならプー」らしく。今度はどんな曲が出来るかなとか言ってたけど、それがこれなのかな。そういや「さよならプー」も矢部さんの曲か。なるほどー。それにしてもこの曲、なんとなくタイトルとイントロから青山さんの曲を連想してしまった。
　そんなで、音源聴く限りバンドとして完成されつつある３人カーネーション、ライブはどう成長してるかが本当楽しみ。9月は21、26両日行くぜー。26はその後SINGLESでマスターだぜー（ライブ終わるまでケンさんが一人で開けてくれるそうです。ホンマごめんホンマごめん）

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